秋田動物CTセンター(手形病院別館)
設備
CT機器・検査とは
X線を利用し体の断面を画像化する検査です。
断面の画像をコンピューター処理することにより様々な方向からの断層像や3D(3次元)画像を作る事が出来ます。CT検査では体の断面像が得られるため、一般的に行われるレントゲン(X線)検査の様に体内の臓器が重なり合う事がなく画像化されるため、体の内部をより詳細に調べる事が可能です。血液検査、レントゲン検査や超音波検査などでは発見が困難で、はっきりと分かりづらかった病変部を把握しやすくなります。病気の診断やより安全な手術を行うための術前検査としてもとても有効な検査です。
【検査方法】
動物は検査の間じっとしている事が出来ないため、CT検査を行うためには人と異なり軽い全身麻酔が必要です。
全身麻酔をかけて検査寝台に寝かせ、体を撮影します。
撮影部位や病態によっては血管から造影剤を入れて検査する事で、病変部を強調します。
撮影部位や条件にもよりますが検査時間は約30分以内に終了するため動物への負担は大きくありませんし、痛みや苦痛もありません。
当院画像診断アドバイザーとして北里大学獣医放射線学研究室 柿崎竹彦 先生にCT画像診断を中心にご指導頂いております。